有限会社高千穂産業の救急隊の活動について

弊社救急隊の活動について

 本邦の民間救急は、医療系福祉系に大別されます。弊社は医療系の民間救急として事業を開始しているところです。
 今回は、皆様が弊社の民間救急を要請された場合、救急隊がどのような活動を行うのかをご説明致します。

要請~出場まで

弊社にお問合せ頂くと、指令室(西八王子営業所)の職員が以下の様に聴取致します。

指令室員「はい、TAKACHIHO民間救急サービスです。民間救急のご依頼ですか。電話相談ですか。」

このように確認されますので、お客様のご用件を指令室員にお伝え下さい。

・民間救急の出場要請の場合
 聴取内容を出場指令システムにより、隊員へ出場指令を流します。
出場指令を受けた隊員は、出場番地や指令内容を確認した後、速やかに救急車に乗車し出庫します。

指令内容は左図のように、出場する隊員へ直ちに一斉送信されます。

・電話相談であった場合
 まずは看護師や救急救命士が相談内容を精査致します。その上で、医師の判断が必要となった場合、指導相談医へ指令室員より連絡し、判断を仰ぎます。

出場から現着まで

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①隊員は、救急車に乗車後、車載ナビを活用し確実に出場先住所を設定します。
民間救急車は緊急走行ができないものの、最短のルートを選定し走行を開始します。
③安全確認呼称を機関員(運転手)のみならず、助席に乗車している隊員と共に実施しながら現場へ向かいます。

現着から現発まで

①現着後、隊員らは資器材(AEDや血圧計、パルスオキシメーターなどの観察資器材など)携行し、現場へ向かいます。
②傷病者(患者様)のバイタルサインを観察し、情報聴取をします。
③医療機関への連絡は以下の通り実施します。
搬送先医療機関が既に決まっている場合
 その医療機関へ確認連絡を実施し、受け入れが可能である旨を再確認します。
搬送先医療機関が未決であった場合
 受診歴のある医療機関へ連絡するか、直近の診療所やクリニックを含めた医療機関選定を開始します。
なお、受診科目については、観察結果や聴取内容を基に、救急隊又は指導相談医が判断します。
④傷病者を救急車へ収容完了後、使用した資器材の点検を実施します。

現発から病着まで

①隊員は、救急車に乗車後、出場時と同様に車載ナビを活用し確実に搬送先医療機関の住所を設定します。
医療機関へ向かうための走行であっても民間救急車は緊急走行ができないため、出場時と同様に最短のルートを選定し走行を開始します。
③安全確認呼称を機関員(運転手)のみならず、助席に乗車している隊員と共に実施しながら現場へ向かいます。

病着~帰所

①病着後、傷病者を医療機関内へ収容します。隊員は観察結果や実施した処置内容などの情報を医師へ引き継ぎます。
②医師引き継ぎ後は、救急車へ戻り、使用した資器材の点検を実施します。
③帰所後、隊員は救急活動記録システムにて活動報告書を作成します。

最後に

皆様、いかがでしょうか。
弊社の民間救急は消防の救急隊と遜色ない活動を行います。
今後も皆様の安心を一層追求して参ります。

有限会社高千穂産業 民間救急事業部
取締役 関山 隆人